人工衛星の軌道
ここでは人工衛星の軌道についてご紹介します。
「軌道に乗せる」ってどういうこと?
ニュースを聞いていると、「衛星が軌道に乗りました = 計画が成功しました」という意味合いでいわれていることに気付くと思われます。
それでは、この「軌道に乗せる」とはどういうことなのでしょうか。
まず、地上でボールを投げるところをイメージしてください。
たとえ、水平方向にボールを投げたとしても、地球には重力がありますから、いずれ、ボールは重力に引っ張られて、地上に落ちてしまいます。
ただ、それは「地球が平面である」ことを前提とした話で、実際の地球は球形ですから、大きな視点でとらえれば、いずれ、地球から飛び出していく形になります。
しかし、地球には重力がありますから、おいそれと地球から離れるようにはしてくれません。
その「綱引き」の結果、楕円を描くかたちで、地球の周りをぐるぐると回ることになります。
乱暴な表現でしたが、「軌道に乗せる」とはこういうことです。
惑星のまわりに浮かんでいる衛星もこの微妙なバランスにおいて成り立っています。
「人工」衛星とよばれる所以はそういうことなのです。
静止衛星
ちなみに、「静止衛星」は、地球の自転周期と同じ速度で、地球のまわりをまわっています。
地上から見ると静止しているように見えるので、「静止衛星」と呼ばれているのです。